あぐらなべ
安愚楽鍋
明治初期の戯作者仮名垣魯文の書『牛店雑談安愚楽鍋』のこと。絵入りの薄い三編の和綴じ本で、牛鍋屋を舞台に牛肉のおいしさや効用を庶民に訴える、文明礼賛・肉食奨励の書である。あぐらをかきながら、安い鍋を楽しく囲み、話に花を咲かせるといった開放的な雰囲気が表現されている。
文明開化のシンボルの牛鍋をつつきながら、「肉を食わないものは、無教養だ」とあおり立てる男。仮名垣魯文『安愚楽鍋』(岩波書店)より。
あぐらなべ 明治初期の戯作者仮名垣魯文の書『牛店雑談安愚楽鍋』のこと。絵入りの薄い三編の和綴じ本で、牛鍋屋を舞台に牛肉のおいしさや効用を庶民に訴える、文明礼賛・肉食奨励の書である。あぐらをかきながら、安い鍋を楽しく囲み、話に花を咲かせるといった開放的な雰囲気が表現されている。 文明開化のシンボルの牛鍋をつつきながら、「肉を食わないものは、無教養だ」とあおり立てる男。仮名垣魯文『安愚楽鍋』(岩波書店)より。 ![]() |