エネルギーたいしゃ
エネルギー代謝　energy metabolism

生命体の基本単位である細胞は、常に外部（ヒトの場合は血液・体液を経由）からブドウ糖やアミノ酸などの栄養物質をとり入れて、たんぱく質を主成分とする原形質を合成するが、同時に原形質を分解してその産物の二酸化炭素やアンモニアを排出する。このような合成と分解の同時進行は生きている細胞の特徴であり、物質代謝と呼ばれる。この際、たんぱく質合成など生命活動に必要なATPエネルギーはブドウ糖などの酸化（細胞呼吸）によって得られるので、細胞においては、エネルギーについても生産と消費が同時進行しているといえる。これをエネルギー代謝といい、生きている細胞に特有である。