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ちょうチフス パラチフス
腸チフス パラチフス typhoid fever

腸チフスはサルモネラ属のチフス菌を、パラチフスは同じくパラチフスA菌を原因とする感染症で、患者や保菌者の排せつ物に汚染された水や食品が媒介する。潜伏期間は2週間前後である。一般に他のサルモネラ属菌よりも少ない菌量で発症し、全身の倦怠感、筋肉痛、四肢の関節痛を前触れに突然39℃以上の高熱をきたす。下痢よりは便秘の傾向が見られ、腸チフスでは、胸や腹部に現れる直径2〜3mmの淡紅色の発疹(バラ疹)、脾臓のはれ、徐脈(脈が遅くなること)が3症候とされている。第二次大戦中、日本の腸チフス患者は年間5万人を超えたが、その後激減して、現在はパラチフスを合わせても100例程度で、その中には海外で感染してくるケースが多い。



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