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ていおんさいきん
低温細菌 psychorotrophic bacteria

一般には、食品の冷蔵温度のような低温環境下でも比較的よく発育できるものを指しており、食品衛生検査指針では7±1℃、10日間の培養で形成されたコロニー数を低温細菌数としているが、定義は国や研究者によって異なっている。本菌群は、もともとは、土や水の中に棲息しており、乳、肉、魚介類などにも多く見られる。低温下でも脂肪やたんぱく質を分解する力が強く、食品の低温流通が普及した現在、食品の腐敗・変敗の原因菌として問題視されている。特にシュードモナスはこれらの力が強いばかりでなく、0℃でもよく発育する。 病原細菌の中にも、リステリア、エルシニア、セレウス菌のように通常の冷蔵温度で発育するものがある。



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