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寝たきりにならないための食生活は?

老化は避けられないものですが、誰もが寝たきりになるわけではありません。東京都老人研究所が秋田県N村の65歳以上の人々の日常生活動作を調べた結果、障害を持つ人はごくわずか。95%の人が介護を必要とせず日常生活ができ、8割以上が援護の必要もなく自立しています。これはアメリカの老年学者・シュロックがつくり出した65歳以上の高齢者の健康度モデルと一致します(図6)。また東京都の調査では年々、痴呆老人の出現率も減っています。

痴呆や寝たきりなどの障害は、日本の場合、脳卒中の後遺症が多くを占めています。脳卒中を減らす食生活こそ、寝たきりを予防する方法といえるでしょう。
意外にも、脳卒中は血中コレステロール値が低いと起きやすくなります。低コレステロールは、動物性食品の摂取が少ない生活の人に多く見られます。血中の総コレステロール値は高齢者の場合、100pあたり180〜240mg程度が適当。それより多いと心臓病のリスクが、少ないと脳卒中やガン、うつ病などの危険性が高まります。
コレステロール値が低い高齢者は、自立した生活をする機能が低下しがちといわれます。脳卒中の後遺症で寝たきりや痴呆にならないため、また元気で自立した生活を続けるためにも、日頃から肉などの動物性食品を積極的に食べてください。
脳卒中に次ぐ寝たきりの原因は骨折です。視力や平衡感覚の衰えから、転んで骨を折りやすくなります。しかし転ぶのが怖いからと外出を控えるのは本末転倒。体を動かさなければ骨はさらに弱くなります。骨折しにくい体をつくるためには、カルシウムやタンパク質を十分に摂る食生活がとても大切です。



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