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動物性食品と植物性食品は、どんなバランスで食べたらいい?

ヒトはもともと雑食動物。肉や魚、野菜や果物、豆や穀類などいろいろ食べて生きるのが自然の摂理というものです。
タンパク質でいえば動物性と植物性の割合は1:1が理想的です。日本人が必要なタンパク質は通常成人男性で1日70g、女性で60gです。これを1種類の食品で補うと牛乳3r、卵10個、食パン5.5斤、米なら1升が必要ですが、肉ならステーキ2枚(約510g)ですみます。豆や米など植物性食品に比べ、食肉は大変効率的なタンパク質源といえるでしょう。
食肉や魚など動物性食品は、体に不可欠な必須アミノ酸をすべて含むすぐれたタンパク質源です。とくに食肉は調理による損失が少なく、消化もよいすばらしい食品です。植物性タンパク質はアミノ酸の量や質にムラがあり、体内で十分利用されず排泄されるものも少なくありません。
次に脂肪酸という面から動物性と植物性食品を考えてみましょう。脂肪酸は、リノール酸や魚油に含まれる多価不飽和脂肪酸、オリーブ油や肉に多い一価不飽和脂肪酸、肉や乳製品に含まれる飽和脂肪酸を3:4:3の割合で摂るのが理想的とされます。日本人は肉も魚も野菜も偏らず食べるため、脂肪酸の割合がほぼ理想的なバランスで食事をしています。
植物性食品の栄養素で重要なのは、ビタミン・ミネラルと繊維質です。私たちは肉や魚を食べるとき、必ず野菜もたっぷり添えます。野菜は抗酸化物質となるビタミンCなどのビタミン、カリウムなどのミネラル、老廃物の排出を助ける食物繊維が豊富です。食物繊維は余分なコレステロールや脂肪、糖質を吸着し排泄する働きがあり、野菜や果物、穀類や豆類、海草類に多くに含まれています。
動物性、または植物性一辺倒の食事は、栄養不足の元。いろいろな食品を偏らず食べてこそ、必要な栄養素をバランスよく摂ることができるのです。



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