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年代に合わせて食生活は変えた方がいい?

最近は、日本でも栄養の偏りが目立ちます。とくに若い女性は栄養不足気味で、20歳台女性の総摂取熱量は所要量の95%、カルシウムは80%、鉄85%というありさまです。
この傾向は低年齢層にも広がり、日本体育・学校健康センターの全国調査によると、給食のない日の総熱量の充足率は中学女子で84.5%、中学男子で88.1%。カルシウムでは中学女子が69.6%、同男子で64.9%、鉄では中学女子79%、同男子91.1%でした。
10歳台の適正脂肪量は熱量比で25〜30%、20歳台以降は20〜25%。タンパク質所要量は、男性は13〜15歳が1日90gで20歳台で70g、女性は11〜14歳が75gで20歳台では60gとなります。若いときの栄養不足と食生活の乱れは、成人後の健康に悪影響を及ぼすばかりか、次世代の食生活や健康、寿命にもかげりがでる心配もあります。
さて、家庭や職場で精神的肉体的に無理をしがちな壮年期はストレスにうち克つ食生活が必要です。ストレス時にはタンパク質とビタミンCの消耗が激しいのでこれらを十分に摂取します。食肉には抗疲労効果のあるペプチドや、うつ状態を予防し気分を高揚させる幸福物質・アナンダマイドの元となるアラキドン酸が含まれています。また、食肉はストレスで低下しがちな免疫力を回復させる良質なタンパク質が多く、働き盛りに不可欠な食品です。ガンや心臓病など生活習慣病も気になる時期なので野菜や果物、豆、肉やレバーなどの内臓、魚など多くの食品を食べ栄養素の不足を防ぎましょう。
年と共に食事は質素になりがちですが、実は65歳以上に必要な熱量中の脂肪摂取割合は20〜25%と20歳台と全く同じ。タンパク質の所要量も70歳台前半まで男性70g、女性60gが必要です。肉も魚もたっぷりと、家族と一緒に同じ食事を摂るのが、元気で長生きする秘訣です。

やせの基準はBMI(ボディ・マス・インデックス=体重kg を身長m の二乗で割ったもの)が19.8未満。1997年の国民栄養調査では20歳台女性の47.1%、30歳台女性の30.7%が「やせ」に分類されています。



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