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日本人に心臓病は増えている?

動物性食品の摂取増加による心臓病の発症を懸念する人がいますが、心臓病が増えるほど日本人の食生活は、欧米化していません。肉の摂取量は1998年で1日78gでアメリカ人の摂取量の3分の1、熱量は戦前とほぼ同じ2,000kcal前後、熱量に対する脂肪摂取の割合は26%程度です。
厚生省「人口動態統計」の年齢調整死亡率では、心臓病の死亡率は男女とも減少傾向にあります。虚血性心疾患の人口10万人当たりの死亡率は日本人が57.4人、フランス人80.2人、アメリカ人184.9人、イギリス人260.9人。先進国の中で、日本は圧倒的に心臓疾患が少ない国なのです。
愛媛大学の小西正光教授らの農村と都市部の虚血性心疾患発症率の継続調査を見ると、都市のサラリーマンには心疾患が増加、農村では減少しています。ところがコレステロール値は都市部が減り、農村部が増加傾向にあります。これは虚血性心疾患のリスクが、必ずしも動物性食品の摂り過ぎだけではなく、ストレスなどの都市生活にもあることを示唆しています。



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