トップページ お問合せ・資料請求 プライバシーポリシー
HOME > よくある質問 > 高脂血症といわれたら肉は控えるべき?

高脂血症といわれたら肉は控えるべき?

高脂血症の多くは、食べ過ぎと運動不足が原因。間食や飲酒をやめてカロリーを抑え、運動を習慣づけることが大切です。高脂血症を理由に肉を控えれば、良質なタンパク質をはじめ、肉ならではの栄養が不足し、抵抗力が落ちたり、老化を早める結果を招く心配がでてきます。
「肉など動物性食品に含まれる飽和脂肪酸は高脂血症を招く」との説はさまざまな調査が否定し、現在は「飽和脂肪酸の中にもコレステロールを減らす働きをするものがある」とされています。
たとえば肉などに含まれるステアリン酸はLDLを減らし、パルミチン酸はHDLを増やすため、結果的にコレステロール値を低下させます。また従来はコレステロールに無関係とされた一価不飽和脂肪酸のオレイン酸には、優れたコレステロール値降下作用があることが判明しました。オレイン酸は肉やオリーブ油に含まれるほか、体内でもステアリン酸から合成されます。
また、赤身肉に多いカルニチンはリジンとメチオニンからつくられますが、この物質には脂肪燃焼効果が、豚肉に含まれるペプチドはコレステロール上昇を妨げる効果があると報告されています。
このようにコレステロールを下げ、脂肪を燃やす物質も含んでいる食肉を、高脂血症だからと控える必要はないでしょう。



Back