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内臓脂肪型肥満ってどんなもの?

肥満度を調べるにはBMI(ボディ・マス・インデックス)が一般的です。体重(kg)を身長(m)の2乗で割ったものがBMI。この数値が25.0以上が「肥満」、18.5未満を「やせ」と判定します。平成10年の国民栄養調査では、15〜29歳の女性の約20%が「やせ」という結果がでており、若い女性においては、肥満よりもむしろ「やせ」が心配されています。
しかし肥満を正確に判定するためには、体重に占める脂肪の量とその割合(体脂肪率)を測定しなければなりません。一般に体脂肪率が男性で25%、女性で35%を超えたら肥満という危険領域に入ります。
肥満で問題になるのは、おしりや太ももに脂肪がついた肥満(皮下脂肪型肥満)ではなく、おなかの中の臓器に脂肪がついて、外部からは分からない内臓脂肪型肥満です。内臓脂肪型肥満は高脂血症や糖尿病、高血圧、粥状動脈硬化になりやすいとの報告があります。
内臓脂肪型肥満をチェックするには、ウエスト/ヒップ比。ウエストサイズをヒップサイズで割ったものが、男性で1、女性で0.9以上だと、注意が必要です。
内臓脂肪型肥満は日本人に多く、アメリカ人は皮下脂肪型肥満が多いといわれています。また皮下脂肪型肥満では皮下の脂肪細胞がさかんに分裂して細胞数が増えるのに対し、内臓型肥満では、脂肪細胞自体が大きくなる特徴があります。
うれしいことに内臓脂肪は皮下脂肪よりも食事の節制や運動で減りやすく、とくに運動の成果は大きいといわれます。

体脂肪計
体脂肪計には足(素足)を乗せる部分に電極があります。人体は水分を含まない脂肪組織と水分を含む除脂肪組織(筋肉、骨、体液など)に大別されます。電流は水の中をよく流れるので、除脂肪組織の多い人の電気抵抗は低くなり、逆に体脂肪の多い人は電気抵抗が上昇します。この原理を応用して体重測定と同時に体の電気抵抗を測定、その値をもとに体脂肪率を算定するしくみになっています。



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