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食肉に含まれる生理活性物質とは?

食肉はおいしくて栄養がある優れた食品ですが、それに加えて「生理活性物質」と呼ばれる体の働きを調節するさまざまな物質を含むことが、わかってきました。
食肉の生理活性物質の多くは「ペプチド」というタンパク質がアミノ酸に分解される途中の形をしています。食肉由来のペプチドは種類が多く、血圧上昇を抑えるペプチドやコレステロールの上昇を防ぐペプチドも見つかっています。
また脂肪の燃焼に不可欠なカルニチンは食品の中で食肉にもっとも多く含まれます。カルチニンは体内で合成でき、通常は不足しませんが、中にはカルチニン欠乏症という疾患の人もあり、この場合は食肉から抽出したカルチニンを治療薬に使います。
また、カルノシンという食肉のペプチドの抗酸化作用が報告されています。とくに過酸化脂質を抑制するビタミンE、中でもα―トコフェノールと相乗効果があるといいます。
近年、心を元気にする生理活性物質として注目されるのがセロトニンです。セロトニンは食肉などに豊富なアミノ酸、トリプトファンから生成され、中枢神経に多く存在します。脳内にセロトニンが増えると精神が活性化、充実感や幸福感が味わえ、適度な睡眠が得られるといわれます。反対にうつ病患者はセロトニンが不足していることがよく知られています。
セロトニン同様、脳に作用して至福感、幸福感をもたらし、同時に痛みも和らげると注目されるのが、食肉から発見されたアナンダマイドです。アナンダマイドはは動物の細胞膜に含まれるアラキドン酸という脂肪酸から作られます。アナンダマイドの「アナンダ」とはサンスクリット語で「至福」の意味。おいしい上に幸福感をもたらすとなれば、肉は毎日の食卓に欠かせない食品といえるでしょう。



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