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骨粗鬆症にならないための予防法は?

骨粗鬆症は閉経後の女性に多く、骨がスカスカにもろくなり骨折しやすくなる現象です。骨はタンパク質の一種、コラーゲンでできた土台(骨基質)に、カルシウムがからまるようにしてできています。成分的にはタンパク質が30%、カルシウムが65%となっています。
カルシウムは日本人に唯一不足している栄養素といわれ、理想的な摂取量は1日600mgですが、実際の摂取量は550mg前後です。とくに高齢期は吸収率が低下するので多めに700mgくらいは摂取したいものです。カルシウム同様、タンパク質の摂取も骨密度に影響します。また脂溶性のビタミンDも骨の代謝に重要です。東京都老人総合研究所の調査では肉類や脂質が所要量を超えている人と、摂取食品数の多い人は、骨密度が高いと報告されています。
骨粗鬆症の予防には、適度な運動も不可欠です。骨の代謝促進にはある程度の重力負荷が必要です。運動は骨を守る筋肉も鍛えてくれます。また生活様式も骨に影響し、日本人と白人女性の大腿骨頸部の骨折率を比べると、牛乳を多量に飲み、骨密度も高い白人女性が高齢になるにつれ骨折しやすいようです。畳の上に暮らす日本の生活様式が足腰を鍛え、骨折しにくい体をつくったのではないかと思われます。



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