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ヒトはなぜタンパク質を食べるの?

ヒトの体は水分が70%、タンパク質が15〜20%を占め、そのほか糖質、脂質、核酸などで構成されています。体を構成するタンパク質はおよそ10万種類に及び、筋肉や皮膚、内臓、髪、爪、歯や骨の主成分となるばかりか、運動や思考、泣く・笑う・怒るなどの情動にもかかわっています。さらに次世代へ生命をつなぐのもタンパク質の重要な役目。体を構成するとともに、あらゆる生命現象の主役を担うタンパク質は、まさに生物に不可欠な栄養素といえるでしょう。
タンパク質は体内で分解と合成を繰り返しながら働きます。古いものはたえず壊される一方、新しいものがつくられてタンパク質が入れかわる現象をターン・オーバー(代謝回転)と呼んでいます。
ヒトの場合、大人で1日に200〜300gのタンパク質が分解され、そのうち約55〜70gの分解物質が尿、垢、汗などとなって失われます。また髪、爪などにも使われます。そこでこの失われるタンパク質が食事から摂るべき最低量と考えられ、1日あたり成人で男性65〜70g、女性55gが必要とされています。
成長期や妊娠・授乳期の女性はさらに多くのタンパク質が必要ですし、ストレス時にも通常より多めのタンパク質を補うべきだといわれています。高齢者にとってもタンパク質は非常に大切で、長寿者を調べた結果、良質のタンパク質の摂取比率が高いことが報告されています。
毎日の食事から良質のタンパク質をどれだけ摂るかは、丈夫な体を維持し元気に暮らすことと直接かかわってきます。タンパク質の働きを知り、良質のタンパク質を十分摂取することは、世代を超えてすべての人の健康生活に役立つでしょう。



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