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タンパク質のターン・オーバーのスピードは?

体内のタンパク質は分解と合成というターン・オーバーにより常に入れかわっています。ターンオーバーのスピードはタンパク質の種類で異なり、肝臓は約2週間、赤血球は120日、筋肉は約180日でその半分が入れかわります。この期間を半減期といい、タンパク質の量がある時点の半量になるまでの期間を指します。
肝臓、腎臓、心臓のタンパク質は半減期が短く、皮膚や筋肉などでは長くなります。また大きな動物ほどターン・オーバーはゆっくりで、筋肉の半減期を見るとネズミは11日、ヒトは180日です。これはネズミ2年、ヒト80年という寿命と関係があるともいわれています。
ターン・オーバーは、タンパク質が役目を果たすうちに変化して本来の働きができなくなったため、あるいは役目の終了と同時に消えなければならないために起こると考えられます。役目を果たしたタンパク質は、細胞内のリボゾームという小器官でアミノ酸に分解され、新しいタンパク質の材料となります。またアミノ酸から窒素部分がはずれると、糖や脂質につくりかえられエネルギー源になります。このようにタンパク質は効率よくリサイクルされているのです。



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