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ビタミン不足が招く症状にはどんなものがある?

ビタミン摂取量が最低必要量に満たずに起こる病気がビタミン欠乏症。壊血病(ビタミンC)、脚気(ビタミンB1)、夜盲症(ビタミンA)、くる病・骨軟化症(ビタミンD)などは有名です。ビタミンの必要量はわずかですが、ほとんどが体内で合成できないため、毎日コンスタントに摂る必要があります。
気になるのは「体がだるい」など不定愁訴を現す潜在的欠乏症です。潜在的欠乏症はビタミンの必要量は満たすものの、保健量を下回る場合に起こります。ビタミンの保健量とは、酵素が円滑に働くのに十分なビタミン量のこと。ビタミンが保健量より多ければ、酵素がスムーズに働き、代謝が円滑に進みます。しかし、必要量は満たしても、保健量より少ないビタミンでは、体は負担を負いながら正常な機能を保とうとします。その結果、臓器に異常がないのに倦怠感や疲労感、目まい、頭痛、動悸、息切れ、発汗異常、便秘、下痢などの不定愁訴が現れます。
日本人はエネルギー源を米など糖質に多く頼るため、ビタミンB1が不足しがち。各地の検査で血液中のビタミンB1が正常量より少ない人が多く見られ、潜在的欠乏症の広がりが心配されます。

必要量と所要量
「日本人の栄養所要量」は国民が健康を維持し、充実した生活活動を営むために必要な栄養摂取量を示したもの。通常は何らかの科学的方法で推定される〈必要量〉に〈安全量〉を加算し、さらに食生活の実体を考慮して定められます。厚生省が5年ごとに見直しと改訂を行っていて、平成11年に発表された第6次改訂版は平成12年から16年度まで使用されます。
〈許容上限摂取量〉も記載されていて、欠乏・過剰症の両方を防ぐための食事摂取基準が示されています。



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