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まずは、ステーキに合う良質の肉を選ぶことが大切。保存の方法にも気を配りましょう。 |
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■ドリップの出ていないつやのある牛肉を選ぶ
牛肉は、ドリップが出ていなくて、きめが細かく、しっとりとつやがあるものを選びましょう。
赤身の部分は、赤色が美しく、濃淡にばらつきのないものを選びます。重なっている部分が暗赤色の肉もありますが、いたんでいるわけではありません。
切ったばかりの牛肉は黒っぽい色をしており、空気に触れることで色素が発色するためで、心配いりません。
脂肪は白あるいは乳白色をしていて、赤身と脂身の境界がはっきりしているものを選びましょう。
また、肉は鮮度が大切です。買い物では、ほかの食料品を選んでから、最後に買うようにして、帰ったらすぐに冷蔵庫に保存しましょう。
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指導 服部栄養専門学校 関口智幸先生 |
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■やわらかく、きめの細かい部位がビーフステーキに最適
リブロースを使ったティーボーンステーキ、たたいた肉を玉ねぎに漬けたシャリアピンステーキなど、ステーキは使用する部位や、
調理法などの違いにより名称もさまざま。ステーキのおいしさを、存分に堪能しましょう。
1、リブロース
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2、サーロイン
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肋骨をリブという。背中の筋肉、ロースの中央部分の肉。いちばん厚みがあるため、骨つきのティーボーンステーキなど、ダイナミックな料理に。 |
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リブロースの後部に続く部位で、肉質も最高。風味を逃さないためにも、1cm以上の厚切りで。 |
3、ヒレ
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4、うちもも
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サーロインの内側の左右にある細長い肉。最もやわらかく、筋がないので筋切りは不要。加熱しすぎると肉が縮み、かたくなるので注意。 |
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ヘルシーな赤身肉で、脂肪が少ない部位。筋切りや肉たたきでたたくなど、下ごしらえをしっかりすると、さらにやわらかに。 |
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ビーフステーキに向く部位
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■肉は空気に触れないように包み、冷蔵庫か冷凍庫に保存
購入した牛肉を冷蔵庫で保存する場合、スライスは3日、ブロックは5日以内に使いきりましょう。
保存中に空気中の酸素で酸化され、風味が損なわれるので肉はラップに包みなおし、できるだけ空気を遮断します。
さらに保存用ポリ袋や容器に入れて保存するとよいでしょう。
肉を冷凍庫で保存する場合は、1か月以内に使いきります。必要なときに必要量だけ使えるように、小分けにして冷凍しておくと便利です。
肉は空気を抜きながらラップに包みます。さらにポリ袋を二重、三重にして包むか、ファスナーつきのフリージングバッグを利用しましょう。
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■冷凍した肉は冷蔵庫でゆっくりと解凍
冷凍した肉を解凍するには、冷蔵庫に移してゆっくりと解凍する方法がいちばん衛生的です。
また、完全に解凍してしまうとドリップが流出し、せっかくの肉のうま味が損なわれてしまいます。中が少し凍ったままの状態(半解凍)で調理するとよいでしょう。
冷蔵庫解凍は時間がかかるので、急ぐ場合は電子レンジ解凍で。
 半解凍状態のもの。 |
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 完全解凍したもの。 ドリップが流出してしまっている。 |
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